一夜あけて・・・・・
2001年8月23日昨日の一件があってから、あたしは夜寝れなかった。
杏子もあたしも泣くだけ泣いて、それなのにまた涙は出る。
「涙って枯れないね」って話した。
深夜からしばらく某所での友達とメッセでずっと話してたら・・・・朝の5時半くらいになって、杏子のメッセがたった。
「?!」なに?!とか思ってて、その友達と
「杏子のメッセが立ったよ!!(笑)何してんだろうね?」と言ってたら・・・。
「おは」と杏子
「おはよう、起きたの?」
「うん。起きた。目がまだ腫れてる(苦笑)」
昨日大泣きした杏子は泣きすぎて、目が腫れてしまったらしい。
それが、今朝になっても治らないって。
杏子と、あたし。あたしと友達。友達と杏子。
3人でメッセグルグル(笑)
複数でも話せるんだけど、杏子が起きる前に、実はまだそのとき非公開だった、杏子の転勤の話を友達に聞いて慰めてもらってたので、そのログみられたら恥かしいし(苦笑)
友達は、大変だったろうね(苦笑)
杏子とあたし2人を慰めてくれて・・・。
そして、朝杏子とそうやって話してたら涙は止まらないけど、少し落ち着いた。
それから、あたしは仮眠。
杏子は「会社に行けないかも。」って言ってて、ギリギリまで悩んでたけど、それでも気持ちを奮い立たせて会社にいった。
頑張ったなあ・・・。
でも、杏子は回りの友達に関西転勤の話をして、みんなにビックリされて、いろんな人に話したら少し落ち着いたって言ってた。
そして・・・・しばらく杏子は仕事の合間をみて、あたしとメールで話してくれてて。
そしたら杏子は・・。
「あたしはね、準備を始める事にした。
今すぐには動けなくても、この先いつ彩永が来てもいいように、資金を貯めるの。
なんだか、生きる目標が出来たって感じ(笑)
まぁ、荒治療だったけどね(苦笑)」
なんて、力強い人なんだろう。
あたしもメソメソしてばっかりいられないって思った。
だからこう返信した。
「そうだね、あたしも準備を始めるよ。
杏子が突然こっち方面の仕事で、昼ご飯一緒に食べれるってことも、もうないからバイトでも探すか、資格取るって言う手もあるし。
今まで、一緒に土を耕したから、今度は少し離れた所で、種まきしよう。
そしたら、いつか芽が出て、一緒に収穫できる時が来るね。」
「そうだよ。お金を貯めておけば、何かのときに役にたつし。
昨日はあたしは泣いてばかりだったけど、気持ちを切り替えて、将来の収穫の為に頑張るよ」って。
良いほうに考えようと、二人で頑張った。
杏子の場合、今の会社にいる限りは転勤はしなきゃいけない。
それなら、まだ関西でよかったねって。
だって、いきなり東京とか言われたら、あたし一人で飛行機に乗れないんだもの(爆)
新幹線でいける距離でよかったって。
乗ってしまえば二時間半くらいで着くんだもんね。
「そろそろ準備を始めなさい」って言う、暗示だったのかもねって話たの。
今までみたいに、ちょくちょく逢えない距離になったからこそ、一人の時間は増える。
それなら、その時間をどう使うかだよね。
泣き暮らして時間を過ごすか、悲しくても立ち上がって前に進む準備を始めるか・・・。
当然2人とも後者を選んだ。
永遠に逢えないところに行くわけじゃない。
永遠に一緒にいるために、今から2人で動き出すんだ。
そのための、準備期間。
少しだけ、違う景色を見るだけ。
空も空気も繋がってる。
だから、あたし達は前に進みだしました。
って言うのも変な言い方だけど。
でも、それが今の2人の正直な気持ち。
実際に杏子が引っ越す直前に逢ったら、泣いてしまうかもだけど。
でも、涙はそこで終わりにしよう。
未来の為に。
涙を流した分だけ、力が湧いてくるようにしよう。
だって、未来はこれからだから。
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