杏子の手料理

2001年5月26日
 
 今週末も運良くお泊まり。

 というのも、来週明けてすぐに杏子の地元の友達が一ヶ月杏子家に滞在するので、しばらく会えないのですよ。

 だから、今週末だけは絶対一緒にいたかった。

 杏子が「○○駅(杏子家の最寄の駅)に着いたら電話して」と、メール入れてきたので電話。

 「あのね、ビールを買ってきてくれない?」
 「は?!ビール?」
 「うん・・・何でもいいから〜・・」
 「昼真っから飲むの?舐めてんのか?!(笑)」
 「一缶だけでいいから〜」
 「わかったよ(苦笑)」

 ビール買って杏子の家へ。

 杏子家に入ると、居間のドアが閉めてある。クーラーでもつけてるのね。今日は暑いから・・・。
 そう思いながらドアを開けると・・・
 
 たしかにクーラーはついていた。

 でも・・・・その他にいつもと違う事が・・。

 テーブルの上に何か乗っている。
 炊飯器とお鍋。

 ・・・・・・・・?・・・・・・・

 あたしが「え?!どうしたの?これ・・何?」と言うと、杏子が「お鍋開けてみて」

 鍋のふたを取ると・・・・カレー・・。

 カレーだ!!!

 実は以前、普段自炊をしない杏子がもう四年も前に作ったきりと言うカレーの話を聞いてたの。

 水を使わないで、作るカレー。
 あたしは「いつか作ってね〜」なんて言ってたんだった。

 「どうしたのー?!いつ作ったの?!」と聞くと「彩永が『今家を出たよ』って電話くれた頃、材料切ってた(笑)」って・・・。

 ご飯もしっかり炊けてて・・・・。
 
 「だからビールを頼んだの。なんとなく気分的にね(笑)」
 「あうあう〜あんなこと言ってごめんねー」

 2人で早速カレーを食べる・・。

 「おいしいーーーーーーーーー!!!」

 本当においしいの。
 具が大きめで、お肉はひき肉。カレールーじゃなくてカレースパイスを使ってて、水分は野菜の水分とトマトジュースと生クリーム。

 「本当はホールトマトみたいなのを買って、それをつぶしたりしてもいいんだけど、今日は時間なかったからね(笑)」だそうです。

 いや・・・充分でしょう!!!
 これだけおいしいカレー・・・しかも愛情てんこ盛り。

 「味の方はわかんないけど、愛情は相当入ってるから(笑)」と杏子が言う。

 味も本当においしかったし、愛情も受け取りました。
 
 「4年ぶりに作ったよー。今度作るのはいつかな〜(笑)」って言ってたけど、実は次の日曜日の夜自分の家に帰ってからメールチェックしたら、メールが二通も届いてて、その中に

 「あんなふうに自分の作ったものを『おいしい!!』って食べてくれると嬉しいもんだね。
 彩永が希望すればまた何か作るかも」って、書いてくれてた。

 休日なのに朝からスーパーに買い物に行って、台所で一生懸命手順を思い出しながら作ってくれてたんだなあと想像すると、本当に嬉しかった。

 多分、今日から一ヶ月会えないだろうから・・って言う杏子の思いやりだったのかも。

 だって、その日杏子は泣いちゃったんだもの。
 「どうしたの?」って聞いたら
 「(一ヶ月あえないなんて今までなかったから)彩永がすごく寂しがるだろうなあと思ったら・・・」って。

 大丈夫だよ。ありがとう。杏子がそう言ってくれるだけで、そう思ってくれてるだけで、あたしは頑張れるからさ。

 あたしは杏子に甘やかされてるんだろうなあ(笑)

 杏子の愛情をひしひしと感じて、その日は夕飯にもそのカレー食べた。
 だって、本当においしかったんだもの。

 どこにも出かけないで、この日はずっと2人でくっついてまったりしてました。

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